セカンドオピニオンとは、簡単に言うと主治医以外の医師に診断や治療方針について意見を聞くことです。
ガンなどの難しい病気にはセカンドオピニオンはすごく大事です。
というか、たとえ同じ意見でも、違う医師の口から別の言葉で語られると理解は深まります。
そしてもし同じ意見なら、主治医への信頼は増し、より納得して治療を受けられます。
また、意見が違ったり、別の選択肢を提示されたら、それは大きな収穫となります。
主治医にその事を伝え、更に良い治療方法に進めるかもしれません。
セカンドオピニオンのお勧め
セカンドオピニオンを、担当医を疑う行為なんていうネガティブな感覚はすでに無く、より良い治療のため(&もちろん本人の理解のため)に必要という感じなので、担当医に遠慮はいらないと思います。
むしろ勧めてくれるかもしれません。そのことで気分を害するようなら、医師としてちょっとダメな気がします。
通常の受診とは違うので、少しだけ面倒くさい手順を踏まなければなりませんが、大事な話ができるので頑張りましょう。
セカンドオピニオン外来まとめ
私も3年半前にセカンドオピニオンを受けました。
その時にブックマークした病院に加え、がん診療連携拠点病院といわれる病院をまとめたので、ご参考までにどうぞ(但し、東京のみ)。
内容は、病院名・セカンドオピニオン外来ページへのリンク・住所・セカンドオピニオン料金(自己負担なので、全額支払う)・申込みや相談の連絡先(主に電話番号)。
セカンドオピニオンを受けるまでの流れ
病院によってやり方が違いますが、大きく見ると下記のような流れになると思います。
- セカンドオピニオンで何を聞くか(確かめるか)を考える
- セカンドオピニオンを受ける病院を決めて、連絡(電話)する
- 担当医にセカンドオピニオンを受ける病院を伝えデータ一式を揃えてもらう
- セカンドオピニオンの病院へ申込書を出す(病名や状態、質問など記載)
- セカンドオピニオンの病院と日時の調整
- 当日、データ一式を持って早めに病院に行く
このように患者や家族がデータを持参する場合もありますが、通院中の病院からセカンドオピニオンの病院に直接データを送る決まりの場合もあるので、それぞれ受け入れ病院のルールを確認してください。
セカンドオピニオン 私の場合
手術後の細胞検査で悪性腫瘍と診断されました。大学病院の担当医から丁寧な説明と治療方針を聞いた後、セカンドオピニオンを勧められました。
私のガン(未分化子宮内膜肉腫)はとても珍しいタイプ(患者数が極端に少ない)だったので、是非…という事だったのかも知れません。
セカンドオピニオンを勧められたばかりで、どうしようかと迷っていたら、「とりあえず必要なものを用意しておくので、セカンドオピニオンを受ける気持ちになったら即行動を…」と言われました。
それからセカンドオピニオン外来のある病院探しをネットで始めました。
遠くなく、評判が悪くなく、婦人科を有し、料金が高すぎず、待ち時間が少なめで、手続きが簡単…など、自分都合で探すものの、一長一短。
1つずつ病院のセカンドオピニオン外来を調べるのも大変。
ブックマークした病院の比較もなかなか面倒で、途中くじけそうになりました(笑)。
結局、自宅から行きやすく、申込み手順の簡単な病院を選びました。
迷っていても仕方ないですし、セカンドオピニオンが消化不良に終わったら、サードオピニオンを受けるという手もあるし…というくらいの気持ちにもだんだんなりました。
が、結果は予想以上に良い医師に当たり、大満足のセカンドオピニオンとなりました。
(希少ガンだったので)セカンドオピニオンの医師は事前に以前勤務した他の大学病院や出身校の元同僚にも連絡を取り、意見を聞いておいてくれ(信じられないほどの対応です)たので、サードオピニオンまで聞けた気がして、とても有り難かったです。
話はそれますが、両医師とも「なるべく早く抗がん剤治療を…」という意見でした。
が、その効果は「効くかも?」程度とのこと。
2人の医師の意見とネット検索で得た知識を元にじっくり考え、結局、抗がん剤治療は見送りました。
沢山の意見を知り、でも最後は自分で方針を決める…これが大切と思います。